hatecrime.png

 

[お知らせ]本ページのアジア系へのヘイトクライム・嫌がらせ事例は、2022年末に更新を停止しましたが、アーカイブとして公開を継続いたしますのでご活用ください。

What's New

新型コロナウイルス流行開始以降のアジア系へのヘイトクライム・嫌がらせ事例


 「国名」を選んで「検索」をクリックすると特定の国の情報が見られます。

検索エントリー

国名

州名(北米のみ)

日付 事件概要
2021/02/21 (米国・カリフォルニア州)夜、ロサンゼルス南部のラデラ・ランチの住宅街で10代の若者数人が、アジア系の男性やその家族に人種差別的な言葉をかけたほか、自宅の扉や窓などを強く叩いたり、投石したりした。嫌がらせ行為は警察に通報した後も何度も発生した。
2021/04/08 (米国・カリフォルニア州)午後9時頃、バークレーのシャタック・アベニューとアディソン・ストリートの交差点付近でアジア系のカップルが歩行中、男(29歳)に「お前らは中国系だ。痛めつけてやる」などと脅された。2人が近くの店舗に立ち寄ったところ、男は立ち去った。
2021/02/25 (米国・カリフォルニア州)午後7時頃、ロサンゼルス中心部の日系人街リトル・トーキョーにある東本願寺が放火などの破壊行為にあった。監視カメラの映像によれば男1人が敷地内に侵入して施設の窓に投石し、金属製の灯籠を倒したほか、木製のろうそく台に火をつけた。警察は捜査を進めているが、現時点ではヘイトクライムと分類するには時期尚早としている。
2021/03/25 (米国・カリフォルニア州)午後7時頃、ウッドランド市のカリフォルニア・ストリートにあるスーパーマーケット「ウォールマート」から、アジア系の女性が帰宅する途中、道の反対側にいた男に「中国人は皆殺しだ!」などと脅されながら跡をつけられたため、近くの集合住宅の駐車場に隠れ、男が通り過ぎるのを待ち、警察に通報した。
2021/03/08 (米国・カリフォルニア州)午後6時15分頃、サンノゼ市に住むアジア系の男性が自宅前で見知らぬ男に殴りかかられ、歯が欠けるなどの怪我を負った。自宅前に設置されていた監視カメラ映像には、男性が車を停車した直後、背後から近付いた男が運転手席側の窓を叩いて、扉を開けた男性の顔面を無言で数回殴り、その場を立ち去る様子が映っていた。警察は男の行方を追っている。
2021/03/30 (米国・カリフォルニア州)午後5時頃、ロス・ガトス市のロス・ガトス・プールバードとガーデン・レーンの交差点付近でフィリピン系の女性が見知らぬ男に地面に突き飛ばされたほか、「中国へ帰れ!」などと罵られた。
2021/05/04 (米国・カリフォルニア州)午後5時頃、サンフランシスコ中心部の4thストリートとストックトン・ストリートの交差点付近にあるバス停で、アジア系の女性2人(63歳と84歳)が男(54歳)に刃物で襲われ、病院に搬送された。警察が2時間後に男を逮捕した。
2021/02/11 (米国・カリフォルニア州)午後5時頃、アジア系の女性がブレントウッド市のバンディー・ドライブとモンタナ・アベニューの交差点付近を歩いていた際、犬2匹を連れたマスクをしていない男が接近してきたため、「ソーシャル・ディスタンスを保ってください」とお願いしたところ、「ここから立ち去れ、馬鹿な青い髪をしたアジア人!」などと罵られたほか、中指を立てられた。女性は警察に通報したが、暴行を受けたわけではないことから、事件として捜査することは出来ないと言われたため、自身のSNSサイトに投稿した。後日、投稿を見た男の勤め先が謝罪し、男を解雇処分したと述べた。
2021/04/04 (米国・カリフォルニア州)午後5時15分頃、オンタリオ市のミルズ・サークルにあるショッピングモール「オンタリオ・ミルズ・モール」内にある「Levi's」店でアジア系の男女が後ろに並んでいた男2人とソーシャル・ディスタンスについて口論になり、暴力へと発展した。男達は男女と助けに入ったもう一人を襲い、負傷させた。警察は男1人(34歳)をモール内で拘束し、もう一人の行方を追っている。
2021/03/13 (米国・カリフォルニア州)午後4時頃、サンフランシスコ市のオーシャン・アベニューとプリマス・アベニューの交差点付近のバス停で退役軍人のアジア系の男性(56歳)が見知らぬ男(53歳)に「お前の国に帰れ!COVID-19はお前の責任だ!殴られたいのか?お前は退役軍人じゃない、俺が退役軍人だ!」などと罵られたほか、数発殴られ、顔面などを負傷した。警察は男を憎悪犯罪による暴行、逮捕時の抵抗、麻薬所持などの容疑で逮捕した。
2021/02/22 (米国・カリフォルニア州)午後4時30分頃、サクラメント市のフロリーン・パーキンズ・ロードにある肉屋「マッド・ブッチャー・ミート・カンパニー」の駐車場に猫の死体が捨てられていたのを中国系米国人の店主が発見した。犯人の男が同店での買い物後にトラックから猫の死体を取り出して遺棄している一部始終の映像が監視カメラに残っており、警察はアジア人に対するヘイトクライムとして捜査を進めている。
2021/01/02 (米国・カリフォルニア州)午後3時30分頃、ロス・ガトス市のノース・サンタ・クルーズ・アベニューとグレーズ・レーンの交差点付近にあるレストラン「ロマ・ブルーイング・カンパニー」前でアジア系の男性がトランプ大統領支持者の女に「中国に帰って犬でも食べていろ!共産主義者!」などと罵られたほか、殴る・蹴るの暴行を受けた。市警察はヘイトクライム事件として捜査を進めている。
2021/04/30 (米国・カリフォルニア州)午後2時頃、サンフランシスコのミッション・ベイ地区にある食料品店の前で、アジア系の男性(36歳)が幼児(1歳)をベビーカーに乗せて歩行中、男(26歳)に背後から地面に押し倒され、後頭部や背中を10回以上殴られた。幼児にけがなどはなかった。
2021/03/07 (米国・カリフォルニア州)午後12時45分頃、サンフランシスコ市ポートラ地区のサン・ブルーノ・アベニューとシルバー・アベニューの交差点付近のガソリンスタンドで、Uber運転手の南アジア系の男性(32歳)が乗客の女3人の内1人がマスクを着用していない事に気づき、サービスを拒否したところ、女は運転手に向かってわざと咳をし、マスクを顔面から剥ぎ取ったほか、人種差別的な言葉をかけた。女3人が降車した後、一人が車の中に催涙スプレーを掛け、逃走した。後日、Uberの広報担当者が「女のUberへのアクセスを禁止した」と声明を出した。
2021/01/06 (米国・カリフォルニア州)午後12時37分頃、オークランド市チャイナタウン地区のフランクリン・ストリートでアジア系の女性(52歳)が見知らぬ男(36歳)に信号拳銃で頭部を撃たれ、病院に搬送された。警察は事件の1時間後に男を逮捕した。
2021/01/31 (米国・カリフォルニア州)午後12時13分頃、オークランド市チャイナタウン地区のハリソン・ストリートとエイス・ストリートの交差点付近でアジア系の男性(91歳)が見知らぬ男(28歳)に突然後ろから地面に突き飛ばされ、負傷した。警察によると、男は同日、アジア系の男性(60歳)と女性(55歳)にも襲いかかったという。
 翌日、カリフォルニア州北部でアジア系の高齢者に対して物理的な危害を加えた事件が相次いで報告されたことにより、アラメダ郡ナンシー・オマリー地方検事がアジア人(特に高齢者)に対する犯罪に特化した特別対応部隊を創設すると発表した。
2021/04/10 (米国・カリフォルニア州)午後10時30分頃、サンフランシスコのベイビュー地区でアジア系の男性(53歳)が妻と息子と歩行中、近づいてきた男に刃物で頭部や腹部など計5か所を切りつけられ、リュックサックを強奪された。男性は肋骨骨折などの重傷を負い、病院に搬送された。
2021/04/09 (米国・カリフォルニア州)午後、ロサンゼルス近郊のイーグルロックを走行中のバス車内で、メキシコ系米国人の女性(70歳)が乗客の女(20代)に中国系に対する蔑称を言われ、暴力を振るわれて鼻を骨折するなどの重傷を負った。
2021/04/08 (米国・カリフォルニア州)午後、アーバイン市でヘイトクライムの報復攻撃を試みたアジア系の男(37歳)が、アジア人女性を白人と誤解して銃で脅し、性的暴行を行おうとした。女性が周囲の人に助けを求めたため男は逃走したが、警察に逮捕された。
2021/02/14 (米国・カリフォルニア州)午前9時45分頃、サンフランシスコ市テンダーロイン地区のターク・ストリートとハイド・ストリートの交差点付近で、アジア系の高齢男性(83歳)が見知らぬ男(31歳)に突き飛ばされ、骨盤を骨折した。同日午後8時頃、男は逮捕された。


 

Related Reports関連レポート

レポート閲覧にはログインが必要です。

 

パンデミック下で再認識される交通安全策の重要性《インド》
2021年11月15日
g20211115.png
 
コロナ禍の影響が如実に反映される治安
状況《インド》
2021年10月11日
g20211011.png
 
パンデミック下で増加する銃乱射事件
《米国》
2021年7月21日
g20210721.png
 
パンデミック下のロンドン治安状況と見通し《英国》
2021年6月18日
g20210618.png
 
防疫規制緩和と共に悪化が懸念されるセブの治安《フィリピン》
2021年6月11日
g20210611.png
 
コロナ禍でも強窃盗が多発するリマ首都圏《ペルー》
2021年5月24日
g20210524.png
 
ワクチン接種が進む中で凶悪化するヘイトクライム《米国》
2021年4月22日
s20210422.png
 
コロナ禍で変化する犯罪傾向とモスクワ等の状況《ロシア連邦》
2021年4月6日
g20210406.png
 
コロナ禍で一層の増加が危惧されるヘイトクライム《米国》
2020年12月10日
g20201210.png
 
新型コロナ対策の緩和で首都周辺の治安が再び悪化《アルゼンチン》
2020年9月2日
g20200820.png
 
首都圏でCOVID-19流行に伴い侵入盗が急増《ナイジェリア》
2020年8月20日
g20200820.png
 
ラゴスでロックダウン以降に治安の一層悪化が必至《ナイジェリア》
2020年7月8日
g20200708.png