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[お知らせ]本ページのアジア系へのヘイトクライム・嫌がらせ事例は、2022年末に更新を停止しましたが、アーカイブとして公開を継続いたしますのでご活用ください。

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新型コロナウイルス流行開始以降のアジア系へのヘイトクライム・嫌がらせ事例


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日付 事件概要
2021/10/20 (米国、オクラホマ州)州上院議会で、刑事司法政策の分析官が米国における人種差別の歴史に関して説明していた際、共和党の州上院議員(64歳)がアジア系米国人家庭を「イエロー(アジア系に対する蔑称)」と呼び、顰蹙を買った。
2020/04/04 (米国、エディソン)ニュージャージー州エディソンで未成年の少年・少女グループがアジア人女性(55歳)を取り囲み、人種差別的な中傷を行った後、頭部を背後から殴った。後に少女1人が逮捕された。
2022/06/14 (米国、ウィスコンシン州)夜、マディソンにあるウィスコンシン大学マディソン校のキャンパス近くのユニバーシティ・アベニューで、中国系の男子学生(26歳)が歩行中、男5人組に囲まれ、地面に倒されて殴る蹴るの暴行を加えられた。男子学生が大声で助けを求めると、男らは逃走した。
2021/08/15 (米国、イリノイ州)正午頃、シカゴのアップタウン地区にあるアーガイル駅の構内で、アジア系米国人の男性が階段を利用中、背後から見知らぬ男に突き飛ばされて転げ落ちた。男性が「何故こんなことをする」と尋ねたところ、男は人種差別的な暴言を吐いたという。警察が男の行方を追っている。
2021/06/02 (米国、イリノイ州)午前7時40分頃、シカゴのユニバーシティ・ビレッジ地区で中国系の女性(34歳)が息子をベビーカーに乗せて歩行中、通りすがった白人の男に「マスクを取れ、中国人め」と言われた。女性は「まだ全員がワクチンを接種したわけではないので、予防策としてマスクをしている」と説明しようとしたが、男は「アジアへ帰れ」と言って女性の話を遮り、さらに「ホワイト・パワー(白人至上主義のスローガン)」と言って拳を上に突き上げながら歩き去った。
2022/01/17 (米国、イリノイ州)スプリングフィールドのワバッシュ・アベニューにあるホームセンター「ローズ」で中国系の女性が買物をしていた際、白人の女の買物客から「自分の国へ帰れ」と言われたため、女性が女を携帯電話で撮影しながら、男性店員に通報したところ、店員から「必要以上に事を荒立てるな。動画を消しなさい」などと注意された。
2022/01/28 (米国、イリノイ州)(日付詳細不明)シカゴの南西方約55kmに位置するジョリエットのジョリエット・ウエスト高校で開催されていたバスケットボールの試合中、ボーリングブルック高校のアジア系米国人の少年らが観客席から複数回にわたって人種差別的な言葉を投げかけられた。
2021/12/19 (米国、アリゾナ州)フェニックスで開催されたトランプ前大統領を支持する保守系の集会で、共和党のマージョリー・テイラー・グリーン下院議員(47歳、ジョージア州選出)が、同集会に多様な人種が参加していると説明した際、アジア系米国人を「イエロー(アジア系に対する人種差別的な言葉)」と呼んだ。
2021/02/25 (米国・ワシントン州)午後9時30分頃、シアトル市チャイナタウン・インターナショナル地区の7番ストリートとキングス・ストリートの交差点付近を歩いていた男女(女性は日系米国人)が男(41歳)に襲撃を受けた。女性は顔面を石を入れた靴下で殴られて意識不明となり、鼻骨の骨折と数本の歯を損傷した。男性は頭部を殴られ、8針縫う程の大怪我を負った。後日、男は逮捕された。警察は、同事件が人種差別的な動機によるものである事を示す証拠をまだ見つけていないが、市警察の偏見犯罪課が事件を捜査している。
2020/03/28 (米国・ワシントン州)午前3時30分頃、ヤキマ市にある中国系米国人が経営するレストランが何者かに窓や扉を割られたほか、「コロナを持ち帰れ中国人」などの人種差別的な落書きをされる被害に遭った。
2021/02/20 (米国・ワシントン州)レントン市ウェルズ・アベニューにあるイタリアンレストラン「マリアナ・リストランテ」前で、アジア系の男性が乗っていた車に対し、女が雪玉を投げたため、「なぜ車に当てたのか」と問いただしたところ、女は「だから何?」と開き直り、今度は男性の顔面に雪玉を投げつけた。男性が警察に通報したところ、さらに「クソ中国人!」などと罵られた。
2021/03/15 (米国・ワシントン州)シアトル市北部のパインハースト地区にある教会「インターナショナル・フル・ゴスペル・フェローシップ教会」の駐車場に何者かが「中国、代償を払え。帰れ!」などと落書きした。教会関係者によれば今回が初めてではなく、過去4回ほど同じような落書きをされたという。ただし、同教会は誰でも礼拝への参加を歓迎しており、中国系の信徒は5%程度しかいないため、なぜ標的にされたのかは不明である。
2021/03/25 (米国・ワシントン州)シアトル市で2件のアジア系に対するヘイトクライム事件に関与した男(51歳)が逮捕された。男は16日、アジア系の女性と子供2人に対し、「クソアジア人!出ていけ!」などと罵り、女性の車に物を投げつけたほか、19日にも、アジア系の女性2人が乗っていた車が横を通り過ぎようとしたところ、道を塞いで「クソアジア人!」などと罵った。
2021/01/25 (米国・ワシントン州)25日から26日にかけて、シアトル市でアジア系を標的にした事件が相次いで報告された。
①25日、イースト・デニー・ウェイとベレビュー・アベニューの交差点付近で、横断歩道を渡っていたアジア系の女性が何者かに突き飛ばされたほか、「アジア人は自分たちの場所を弁える必要がある」などと罵られた。
②26日、西部でアジア系の女性が男にエアガンを突きつけられ、「国に帰れ!」などと脅された。
③(詳細日付不明)バーでフィリピン系中国人の男性が何者かに唾を吐きかけられたほか、「お前が中国人だから全てお前たちのせいだ!」などと罵られた。
2021/01/06 (米国・ワシントンD.C.)連邦議事堂襲撃事件を取材していたアジア系米国人の記者2人がトランプ大統領の支持者らに唾を吐きかけられたほか、「共産主義者!中国へ帰れ!」などと罵られ、カメラ機材などを破壊された。
2021/03/01 (米国・ワシントンD.C.)午後1時頃、ノース・クリーブランド・パーク地区のウィスコンシン・アベニューとロッドマン・ストリートの交差点付近で邦人男性が見知らぬ男に顔面を殴られ、地面に叩きつけられた。男性は口から出血し、前歯を失った。警察が男の行方を追っている。
2021/05/04 (米国・ワシントンD.C.)北東部にある小売店で、オーナーのアジア系の男性が客の男に未購入の商品を開封しないよう伝えたところ、突然顔面を殴られ、「くたばれ、中国人。お前らが大嫌いだ」と言われた。男性は唇に14針縫う大けがを負った。
2020/11/10 (米国・ワシントン D.C.)午前9時42分頃、デュポンサークルにある中国茶専門店「バレー・ブルック・ティー」に乱入してきた男が中国系の男性店員に向かって「COVID-19!中国人!」などと怒鳴りつけたほか、顔面や腕などに催涙スプレーを噴射した。容疑者は逃走しており、逮捕には至っていない。
2021/04/03 (米国・ロサンゼルス市)午後4時頃、ヒストリック・フィリピノタウン地区のウェスト・テンプル・ストリートにあるフィリピン料理店「ダラー・ヒッツ」で、男が窓ガラスに投石した。石は店外で食事をしていたフィリピン系米国人(26歳)の頭上を通り過ぎて窓ガラスに当たった。駐車場にいた男は石とハサミを持っており、従業員らに「店から出てこい。警察を呼べ。」などと啖呵を切った後、その場を去った。
2021/03/31 (米国・ロサンゼルス市)午後2時37分頃、ロス・フェリズ地区のロス・フェリズ・ブールパードとファーン・デル・ドライブの交差点付近で、日経米国人の女性が男に車内から唾を吐きかけられた。女性は警察に通報したが、ヘイトクライムとして捜査はできないと言われたことをTwitterに投稿した。


 

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