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[お知らせ]本ページのアジア系へのヘイトクライム・嫌がらせ事例は、2022年末に更新を停止しましたが、アーカイブとして公開を継続いたしますのでご活用ください。

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新型コロナウイルス流行開始以降のアジア系へのヘイトクライム・嫌がらせ事例


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日付 事件概要
2021/03/19 (米国・ミネソタ州)セント・ポール市東部にある住宅街で、アジア系の男性(66歳)とその孫(5歳)が幼稚園のスクールバス停留所にいたところ、車に乗った女に「アジア人は嫌いだ。国へ帰れ!帰らなければ殺す!」などと脅迫された。女はスクールバスの後をつけて、行く先々のバス停で子供と一緒にバスを待っていたアジア人に対して人種差別的な言葉を掛けていた。男性は警察に通報し、朝のスクールバス停留所付近のパトロール強化を要請した。
2021/03/15 (米国・メイン州)午後2時頃、ポートランド市のフォーレスト・アベニューにある店で、アジア系女性と娘(12歳)がオイル交換を受けるため、車の中で待機していたところ、見知らぬ男(42歳)が近づき、「クソ中国人!お前の国に帰れ!」などと罵ったほか、運転手側のサイドビューミラーや窓を蹴って娘を負傷させた。20日、警察が男を逮捕した。
2020/05/28 (米国・メリーランド州)ベセスダ市にあるベーグル店の前で、アジア系の女性に対して車から降りてきた男が「ここから去れ!我々は広島に原爆を落として日本とお前を消滅してやる」などと罵ったため、女性は「私は日本人じゃない。人種差別主義者!」と言い返した。第三者が仲裁に入るまで口論は続いた。
2021/05/04 (米国・メリーランド州)深夜、ボルティモアのペンシルベニア・アベニューにある酒店で、アジア系の女性店員2人(66歳と67歳)が閉店作業中、侵入してきた男(50歳)に軽量コンクリートブロックで頭部を複数回殴られ、病院に搬送された。
2021/03/31 (米国・ユタ州)ソルト・レイク・シティ市に住むアジア系住民宛てに「3月17日:今日は良い聖パトリックの祝日だ。ジョージア州のマッサージ店で6人のアジア系女性が殺された。アジア人は米国に来て私達を騙す。アジア人は売春をしても罪に問われない。アジア人は法で裁かれないと思っている。アジア人がCOVID-19を引き起こしたのに嘘をついた。中国を爆撃しろ。もっと多くのアジア人が殺害される前に全員国へ帰れ!この言葉を広めないとお前達は死ぬことになる。アジア人を標的にする人が増えるだろう。666」などと書かれた手紙が何通も送られてきた。警察はヘイトクライムとして捜査を進めている。
2021/05/18 (米国・ユタ州)ソルトレイクシティのピアーポント・アベニューで、車2台が人種差別的な言葉を落書きされる被害に遭った。警察は、容疑者の男の行方を追っている。
2020/11/10 (米国・ラスベガス)サウス・フォート・アパッチ・ロードとトロピカーナ・アベニューの間にあるスターバックスで、韓国系の男性が注文をした際に名前を聞かれたため、「マイク」と答えたところ、コーヒー容器に書かれていた名前は中国人名の「ワン(王)」であった。中国人名を書いた従業員は、「聞き間違えた可能性がある。ごめん。」と軽く謝罪したのみである。後日、スターバックスは同従業員を解雇した。
2021/03/30 (米国・ルイジアナ州)ラファイエット市のウェスト・コングレス・ストリートにあるアンティークショップ「コイン&トレジャー」の入り口に「弊社は中国共産主義のクソ野郎の入店をお断りします」などと書かれた看板が置かれ、その写真をFacebookに投稿したところ、全国から批判の電話が殺到したため、同店は看板を撤去した。
2020/04/07 (米国・ルイジアナ州)午後6時40分頃、ニューオリンズ市のトゥレーン・メディカル・センター付近でトゥレーン大学関係者のアジア系の2人が、拳銃を所持していた男(20歳から30歳ぐらい)に「お前達は中国人か日本人か?どちらかであればお前達を殺す。」などと脅迫された。2人が「我々は病院で働いている。人々を救いに来た」と告げたところ、男は「そうか、救いに来てくれたのか」と納得し、その場を去った。本件について大学当局は注意喚起を発出した。
2021/03/09 (米国・ロサンゼルス)午後6時30分頃、ロサンゼルス国際空港のUber乗り場でフィリピン系米国人の運転手が乗客の男に「Uber社の新しい規則でCOVID-19感染防止のため、助手席に客を乗せることが出来ない」と説明したところ、男が怒りだし、「クソアジア人!お前は不法滞在者だ!」などと罵った。その一部始終を目撃した韓国系米国人の女性が止めに入ったが、空港警察が現場に駆けつけるまで口論は続いた。後日、Uber社は男のUberアプリの使用を禁止し、運転手の男性に支援を提供すると発表した。
2020/02/01 (米国・ロサンゼルス)夜、タイ系米国人の女性(44歳)が帰宅するため友人と地下鉄に乗車中、大声で独り言を喋る男が新型肺炎について中国を責めていることに気がつき、車内にはアジア系が当該女性のみだったので不安に感じた。
2020/02/01 (米国・ロサンゼルス)郊外の中学校で、アジア系米国人の男子生徒が同級生らにコロナウイルスに感染していると言い掛かりをつけられ、身体的ないじめを受けた。(日付不明)
2021/03/21 (米国・ロサンゼルス市)午後12時頃、ダイアモンド・バー地区のサウス・ダイアモンド・バー・ブールバードとグランド・アベニューの交差点付近で、アジア系米国人や太平洋諸島出身者へのヘイトクライムに抗議するグループが横断歩道を渡る途中、車に乗った男(50代)が突っ込み、「クソ中国!クソ野郎!」などと叫びながら去っていった。怪我を負った者はいなかった。
2021/03/31 (米国・ロサンゼルス市)午後2時37分頃、ロス・フェリズ地区のロス・フェリズ・ブールパードとファーン・デル・ドライブの交差点付近で、日経米国人の女性が男に車内から唾を吐きかけられた。女性は警察に通報したが、ヘイトクライムとして捜査はできないと言われたことをTwitterに投稿した。
2021/04/03 (米国・ロサンゼルス市)午後4時頃、ヒストリック・フィリピノタウン地区のウェスト・テンプル・ストリートにあるフィリピン料理店「ダラー・ヒッツ」で、男が窓ガラスに投石した。石は店外で食事をしていたフィリピン系米国人(26歳)の頭上を通り過ぎて窓ガラスに当たった。駐車場にいた男は石とハサミを持っており、従業員らに「店から出てこい。警察を呼べ。」などと啖呵を切った後、その場を去った。
2020/11/10 (米国・ワシントン D.C.)午前9時42分頃、デュポンサークルにある中国茶専門店「バレー・ブルック・ティー」に乱入してきた男が中国系の男性店員に向かって「COVID-19!中国人!」などと怒鳴りつけたほか、顔面や腕などに催涙スプレーを噴射した。容疑者は逃走しており、逮捕には至っていない。
2021/05/04 (米国・ワシントンD.C.)北東部にある小売店で、オーナーのアジア系の男性が客の男に未購入の商品を開封しないよう伝えたところ、突然顔面を殴られ、「くたばれ、中国人。お前らが大嫌いだ」と言われた。男性は唇に14針縫う大けがを負った。
2021/03/01 (米国・ワシントンD.C.)午後1時頃、ノース・クリーブランド・パーク地区のウィスコンシン・アベニューとロッドマン・ストリートの交差点付近で邦人男性が見知らぬ男に顔面を殴られ、地面に叩きつけられた。男性は口から出血し、前歯を失った。警察が男の行方を追っている。
2021/01/06 (米国・ワシントンD.C.)連邦議事堂襲撃事件を取材していたアジア系米国人の記者2人がトランプ大統領の支持者らに唾を吐きかけられたほか、「共産主義者!中国へ帰れ!」などと罵られ、カメラ機材などを破壊された。
2021/01/25 (米国・ワシントン州)25日から26日にかけて、シアトル市でアジア系を標的にした事件が相次いで報告された。
①25日、イースト・デニー・ウェイとベレビュー・アベニューの交差点付近で、横断歩道を渡っていたアジア系の女性が何者かに突き飛ばされたほか、「アジア人は自分たちの場所を弁える必要がある」などと罵られた。
②26日、西部でアジア系の女性が男にエアガンを突きつけられ、「国に帰れ!」などと脅された。
③(詳細日付不明)バーでフィリピン系中国人の男性が何者かに唾を吐きかけられたほか、「お前が中国人だから全てお前たちのせいだ!」などと罵られた。


 

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