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[お知らせ]本ページのアジア系へのヘイトクライム・嫌がらせ事例は、2022年末に更新を停止しましたが、アーカイブとして公開を継続いたしますのでご活用ください。

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新型コロナウイルス流行開始以降のアジア系へのヘイトクライム・嫌がらせ事例


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日付 事件概要
2021/01/22 (米国・オレゴン州)午後、ポートランド市南東でアジア系の親子(44歳の母親と未成年の息子)がトライメットバス内で男(39歳)に脚を蹴られたほか、「中国人は全員コロナウイルスを持っていて我々を感染させた」などと罵られた。男は偏見罪で逮捕された。
2021/01/19 (米国、カリフォルニア州)朝、フレズノのローディング・パークでアジア系の男性が散歩中、通りすがりの男に硬い物で頭部を殴られ、病院に搬送された。
2021/01/06 (米国・カリフォルニア州)午後12時37分頃、オークランド市チャイナタウン地区のフランクリン・ストリートでアジア系の女性(52歳)が見知らぬ男(36歳)に信号拳銃で頭部を撃たれ、病院に搬送された。警察は事件の1時間後に男を逮捕した。
2021/01/06 (米国・ワシントンD.C.)連邦議事堂襲撃事件を取材していたアジア系米国人の記者2人がトランプ大統領の支持者らに唾を吐きかけられたほか、「共産主義者!中国へ帰れ!」などと罵られ、カメラ機材などを破壊された。
2021/01/02 (米国・カリフォルニア州)午後3時30分頃、ロス・ガトス市のノース・サンタ・クルーズ・アベニューとグレーズ・レーンの交差点付近にあるレストラン「ロマ・ブルーイング・カンパニー」前でアジア系の男性がトランプ大統領支持者の女に「中国に帰って犬でも食べていろ!共産主義者!」などと罵られたほか、殴る・蹴るの暴行を受けた。市警察はヘイトクライム事件として捜査を進めている。
2021/01/01 (ブルガリア)1月上旬(発生日不明)、邦人がスーパーでレジに並んでいたところ、現地人と見られる男が「中国人は出て行け」と叫びながらショッピングカートをぶつけてきて、足を打撲するけがを負った。男はその後も「出ていけ」と叫び続け、警備員が駆けつける騒ぎとなった。同スーパーでは過去にも在留中国人が同様の被害に遭っている。
2020/12/29 (米国・カリフォルニア州)午前7時45分頃、パサデナ市のコロラド・ブルバードとサウス・アローヨ・パークウェイの交差点付近を散歩していた高齢のアジア系カップル(80歳代)が見知らぬ男(43歳)に殴る・蹴るの暴行を受け、死傷した。被害者の女性は約1.2メートルの高さの岩棚から落下して重傷を負い、搬送先の病院で1月4日に死亡した。男性の方は頭部を負傷したが、命に別状はないという。女性は約1.2メートルの岩棚から落ち、重傷を負い、病院に搬送されたが、1月4日に亡くなった。犯人の男は逮捕された。
2020/12/28 (米国・ニューヨーク州)チェルシー地区のハドソン・ストリートとウェスト14ストリート付近でアジア系の女性が男(50歳)に「お前の国へ帰れ!中国へ帰れ!」などと罵られたほか、頭部を殴られて負傷した。男は逃走を試みたが、一部始終を見ていた通りすがりの人に取り押さえられ、警察に引き渡された。
2020/12/27 (米国・カリフォルニア州)アーバイン市の化粧品専門店「セフォラ」で客の男女が店内でのマスク着用を拒否し、中国系の女性に対し「中国へ帰れ!家から出るな!COVID-19を米国に持ってきてくれてありがとう」などと罵った。
2020/12/21 (米国・アイダホ州)ポスト・フォールズ市にある地中海料理レストランで「当レストランやバーではカンフーウィルスを売らない。売るのは幸せだけ」などと書かれた看板が置かれていたことに、近隣に住むアジア系米国人達から批判の声が上がり、看板は撤去された。レストランのオーナーであるトルコ系移民の男性は軽いジョークのつもりで看板を作ったと述べた。
2020/12/17 (米国・カリフォルニア州)午前5時頃、エルクグローブ市のグラント・ライン・ロードとウィルトン・ロードの間にある日本食レストラン「ウマイ・バー&グリル」で、正面ガラスに人種差別的な言葉が落書きされていたほか、店舗前にゴミやペンキなどが散らばっているのを中国系のオーナーが発見した。監視カメラの映像をもとに市警察は午後8時30分頃、犯人の男(43歳)を逮捕した。
2020/12/17 (米国・ニューヨーク州)午後1時45分頃、マンハッタンのウェスト・フォース・ストリート・ワシントン・スクエア駅付近を走行中の地下鉄車両内でマスクを着用していなかったアジア系の女性(32歳)が男女6人にマスクを着用するよう注意された後、人種差別的な言葉を掛けられ、顔面などを数か所殴られた。
2020/12/15 (米国・オレゴン州)ポートランド市のノース・インターステート・アベニューとノース・ロンバート・ストリートの交差点にある路面電車の駅でアジア系の男性が男(34歳)に「お前は中国人か?」と尋ねられ、質問に答える前に無言で顔面を殴られた。男は逃亡を図ったが、すぐさま警察に逮捕された。
2020/12/10 (米国・カリフォルニア州)サンディエゴ市内にあるスポーツジム「24アワー・フィットネス」で、アジア系の男性が見知らぬ男に「俺はお前のように中国に行ってカンフーウィルスを撒き散らさない。俺の便所でも掃除していろ、テロリスト!」などと罵られた。後日、同ジムは男の会員証を剥奪し、出入り禁止にした。
2020/12/09 (カナダ・オンタリオ州)夜、リッチモンドヒル市のウェスト・ビーバー・クリーク・ロードにある中華レストラン「ペッパー・ウォック」の正面が何者かに人種差別的な落書きをされていた。ヨーク警察署のヘイトクライム捜査班が捜査を進めている。
2020/12/07 (米国・シカゴ)午後10時頃、アジア系の男性が部屋を貸している若者グループに対し、喫煙や騒音を理由として出ていくよう伝え、宿泊費を返金したところ、若者達に顔面を殴られ、負傷した。
2020/12/02 (英国・リバプール)午後5時頃、ウォール・ストリートにあるショッピングモール「リバプール・ワン」でアジア系の男性2人が男(57歳)に「ここは俺の国だ!出ていけクソ中国人!」などと罵られた。男は警察に逮捕された。
2020/12/01 (米国・ジョージア州)12月上旬(詳細日付不明)、アトランタ市で物理的な危害は加えられていないもの、次のような口頭での嫌がらせが相次いで報告された。
①未明、ダウンタウンにあるタピオカ店「カンフー・ティー」に向かう途中、韓国系米国人の男性(大学生)が通りすがりの男に「COVID-19をありがとう」などと皮肉を言われた。
②未明、エモリー大学付近の飲食店で中国人留学生の女性(20歳)が注文した食事を待っていたところ、隣にいた男に「大学で何を専攻にしているの?」と聞かれたため、「生物です」と答えたら、「未来に新しいウィルスを発明しないことを祈るよ」と言われた。
③未明、市内の「アップル・ストア」で中国系の女性(21歳)が店員に「注意事項の張り紙(英語表記)は読めますか?COVID-19の症状がある人は入店できません」などと冷たく言われた。
2020/11/17 (米国・カリフォルニア州)サクラメント郡保健省の局長が「人種差別を公衆衛生の危機と宣言する会議」でアジア系米国人を「イエロー・フォークス(黄色人種)」という言葉で表現した。多くのアジア系米国人の間では人種差別的な言葉であるとされている。後日、地方メディアを通して謝罪した。
2020/11/14 (米国・ノースカロライナ州)メクレンバーグ郡パインビル市でランカスター・ハイウェイ沿いにある中国系の女性が経営する不動産会社の看板に人種差別的な言葉が落書きされていた。被害にあった女性経営者によれば、以前にも看板が落書きされていたことはあるが、今回件ほど悪質なものではなかったという。


 

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