アジア系へのヘイトクライム事例 | JSS危機管理コンサルティング契約企業専用ページ

［お知らせ］本ページのアジア系へのヘイトクライム・嫌がらせ事例は、2022年末に更新を停止しましたが、アーカイブとして公開を継続いたしますのでご活用ください。

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新型コロナウイルス流行開始以降のアジア系へのヘイトクライム・嫌がらせ事例

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日付	事件概要
2021/06/05	（米国、カリフォルニア州）午前11時30分頃、ロサンゼルス近郊セアリトスにあるドン・ナブ・コミュニティ・リージョナル公園でフィリピン系米国人の男性（70歳）が妻と散歩中、近づいてきた若い男に「何故俺のことを見ている？クソ野郎。お前はここの人間じゃない。自分の国へ帰れ」などと罵られた。夫婦は男を無視して駐車場まで戻ったが、男性が車に乗り込んでシートベルトを着用していたところ、後をつけてきた同じ男に突然ドアを開けられ、顔面を殴られた。
2021/06/05	（米国、ユタ州）ソルトレイクシティ郊外のレイトンで、フィリピン料理を販売するキッチンカーが人種差別的な落書き被害に遭った。
2021/06/06	（アイルランド、ダブリン）市中心部にある店で、オーナーのアジア系男性2人が人種差別的な白人の男と口論の末、男を店から追い出したが、間もなく男が戻ってきて男性らの「離れろ」という忠告を聞かずに距離を詰めてきたため、1人が男を殴って失神させた。
2021/06/06	（カナダ、オンタリオ州）午後8時40分頃、ロンドン北西部の交差点でパキスタン出身のイスラム教徒の家族5人が赤信号を待っていた際、歩道に乗り上げてきたピックアップトラックにはねられ、4人が死亡（15～74歳）、1人（9歳）が重傷を負った。警察は、現場周辺で容疑者の男（20歳）を逮捕した。
2021/06/09	（米国、ニューヨーク州）午前7時20分頃、マンハッタン区アッパー・イースト・サイド地区にある103rdストリート駅で、フィリピン系米国人の男性（52歳）が電車から降りた際、男に「元の居場所に帰れ」などと言われ、顔面を複数回殴られた。目撃者によれば、男は最初、別のアジア系の男性を攻撃していたが逃げられ、電車から降りた直後の被害者男性に狙いを定め直して襲った。
2021/06/13	（米国、ニューヨーク州）午後4時頃、ブルックリン区サイプレス・ヒルズ地区のフルトン・ストリートで、アジア系の男性（53歳）が自転車で料理を配達中、背後から自転車で近づいてきた男に刃物で背中を刺された。男性は地面に倒れ込み、病院に搬送された。
2021/06/13	（オーストラリア、ニューサウスウェールズ）シドニーのパディントン区にあるトランパ公園で、アジア系の男性（64歳）がごみ箱から缶を集めていた際、2人組の男女（50歳と51歳）に「お前は劣っている。殺してやる」などと罵られた。付近にいた別の男性が仲裁に入ろうとしたところ、男が蹴ったごみ箱がアジア系の男性に当たって地面に倒れ込んだ。
2021/06/14	（米国、カリフォルニア州）午前1時頃、ロサンゼルス近郊カルバー・シティのワシントン・ブールバードで、アジア系米国人の女性が歩行中に男にたばこを持っているか聞かれ、持っていないと答えて歩き去ろうとしたところ、男に背後から人種差別的な言葉で罵られ、何かで頭部を殴られた。女性は殴られた衝撃で地面に倒れ込み、病院に搬送された。
2021/06/15	（米国、カリフォルニア州）午後7時頃、サンディエゴのオーシャン・ビーチで、アジア系米国人の男子大学生が複数の友人とファイヤーピット（焚き火などで使用される炉）を使用していた際、近づいてきた男（35歳）に「海辺とファイヤーピットは自分の物だ、ここから立ち去れ」と言われた。大学生らがファイヤーピットを使い続けていたところ、午後9時頃に男が仲間4人と戻ってきて、「お前は地元の人間じゃない。ここに属さない。この後もいたら全員撃ってやる」などと言われながら暴行を加えられた。アジア系の学生は顎の骨を骨折するなどの重傷を負ったほか、友人らも負傷した。
2021/06/15	（米国、カリフォルニア州）6月15日から26日頃、深夜から未明にかけて、サンフランシスコのチャイナタウンやカストロ地区にある少なくとも7軒の中華料理店が男に窓ガラスを割られる被害に遭った。
2021/06/15	（米国、フロリダ州）午後4時15分頃、ジョン・ビーズリー公園でアジア系の夫婦が子供らを連れて歩行中、子供らが見知らぬ男（54歳）のペットの犬を撫でたところ、怒った男に「元の居場所に帰れ」などと言われて口論となった末、父親が男に殴られた。男は警察によって逮捕され、「子供らに犬を撫でさせるのを止めるよう言ったのに無視された」などと供述している。
2021/06/16	（米国、カリフォルニア州）午前10時15分頃、サンフランシスコのテンダーロイン地区付近のポスト・ストリートで、中華系ベトナム人の女性（94歳）が歩行中に見知らぬ男（35歳）に刃物で上半身を数か所刺され、頭部を殴られた。女性は病院に搬送されたが、命に別状はなかった。警察は、約1時間30分後に男を逮捕した。
2021/06/19	（米国、ノースカロライナ州）夜、シャーロット市内で、配車サービス「Uber」のアジア系の男性運転手（46歳）が乗客の女に「アジアへ帰れ、クソ野郎」などと言われた。男性によれば、女と同情していた女の友人と見られる男性が目的地の住所を間違えて指定していたので正しい行き先を聞こうとしたところ、女が攻撃的な態度になったので、運転手の男性はガソリンスタンドで2人を降車させた。男性客は謝罪したが、女は人種差別的な発言を止めなかったという。
2021/06/21	（米国、ニューヨーク州）午後7時頃、マンハッタン区トライベッカ地区にあるチェンバーズ・ストリートとウエスト・ブロードウェイの交差点付近で、アジア系の女性（57歳）が孫と信号待ちをしていた際、男に「クソ中国人」と叫ばれた。男が女性の孫の頭を触ろうとしたので、女性が孫の手を引っ張って男から離したところ、男は歩き去ったという。
2021/06/21	（米国、ニューヨーク州）午前11時55分頃、マンハッタン区チェルシー地区の26thストリートと6thアベニューの交差点付近で女性（23歳）が歩行中、近づいてきた男に右脚や背中を蹴られ、「クソ中国人、クソアジア人、俺から離れろ」などと罵られた。近くにいた男性が女性を助けようとしたところ、男は刃物を取り出して2人を脅し、逃走した。
2021/06/22	（米国、ミネソタ州）6月中旬、ミネアポリス郊外メイ・タウンシップで、市内のフェンスに掲示されていた「Stop Asian Hate（アジア系への憎悪をやめて）」、「Black Lives Matter（黒人の生命も大切）」と書かれた横断幕やプラカードが破壊された。
2021/06/25	（米国、カリフォルニア州）夕方、サンフランシスコのサウス・ビーチ地区にあるオラクル・パーク周辺で、アジア系の男性（24歳）が友人らと歩行中、ホームレスの男に人種差別的な言葉をかけられ、突き飛ばされた。
2021/06/27	（オーストラリア、クイーンズランド州）夜、州都ブリスベン郊外のイナラにあるショッピングモールの駐車場の出入口付近でアジア系の学生3人（男性1人、女性2人）が若者グループに襲われ、髪を引っ張られて地面に引きずり倒されたり、顔面を複数回殴られるなどした。
2021/06/27	（シンガポール）シンガポール人の男性が、世界中のユーザーとランダムにマッチングされてチャットやビデオ通話ができる無料サイト「Omegle」でビデオ通話を利用した際、話し相手となった白人の男とその友人から人種的蔑称を連呼された。その後、男性は男に蔑称の由来を知っているか聞かれ、「知らない」と答えたところ、戦争中にアジア人が残虐に殺害された話などをされ、一方的に通話を切られた。
2021/07/03	（米国、バージニア州）夜、アレクサンドリアのオールド・タウン地区の住宅街で、同性カップルが駐車スペースをめぐり数か月前からもめていた隣人の白人夫婦より差別的な言葉で罵られ、「お前がコロナを広めている」などと言われた。