hatecrime.png

 

[お知らせ]本ページのアジア系へのヘイトクライム・嫌がらせ事例は、2022年末に更新を停止しましたが、アーカイブとして公開を継続いたしますのでご活用ください。

What's New

新型コロナウイルス流行開始以降のアジア系へのヘイトクライム・嫌がらせ事例


 「国名」を選んで「検索」をクリックすると特定の国の情報が見られます。

検索エントリー

国名

州名(北米のみ)

日付 事件概要
2021/03/20 (米国・イリノイ州シカゴ市)午後11時頃、アップタウン地区のブロードウェイ・ストリートとエインズリー・ストリートの交差点付近でアジア系の男性(60歳)が見知らぬ男に後ろから頭部を殴られた。
2021/03/21 (米国・ニューヨーク州)イーストサイド地区の公共住宅に居住するベトナム人3人が、市職員に給湯暖房機の点検をしてもらった後、市から宛名にアジア人への蔑称が書かれた手紙を受け取った。通報を受けて市の住宅保護開発局は担当職員の停職処分を発表した。
2021/03/21 (米国・ニューヨーク市)午後5時20分頃、クイーンズ区フラッシング地区のキッセナ・ブールバードで男がアジア系米国人の男性の手から携帯電話を叩き落とし、人種差別的な言葉を掛けた。携帯電話は破損したが、身体的な怪我はなかった。市警察のヘイトクライム対策本部が捜査を進めている。
2021/03/21 (米国・ニューヨーク市)午後4時45分頃、マンハッタン区チャイナタウンのグランド・ストリート付近のラッド・ロー・ストリートで、中国系の女性(54歳)がスーパーから帰る途中、背後から近づいてきた男(38歳)が女性の顔面を鉄パイプで殴り、「俺はアジア人を殺すために来た!」などと叫んだ。男は逃走したが、警察に逮捕され、ヘイトクライムによる暴行、逮捕時の抵抗、嫌がらせ、武器所持などの罪で起訴された。
2021/03/21 (米国・ロサンゼルス市)午後12時頃、ダイアモンド・バー地区のサウス・ダイアモンド・バー・ブールバードとグランド・アベニューの交差点付近で、アジア系米国人や太平洋諸島出身者へのヘイトクライムに抗議するグループが横断歩道を渡る途中、車に乗った男(50代)が突っ込み、「クソ中国!クソ野郎!」などと叫びながら去っていった。怪我を負った者はいなかった。
2021/03/21 (米国・ニューヨーク市)マンハッタン区ミッドタウン地区の6番ストリート付近にあるウェスト31番ストリートで、アジア系の女性(41歳)が男(37歳)に後ろから掴みかかられ、地面に突き飛ばされたほか、スペイン語で何か叫ばれた。現場付近にいた警察官が男を拘束した。
2021/03/21 (米国・カリフォルニア州)リバーサイド市のショッピングモール「タイラー・スクエア・ショッピング・センター」内にあるネイルサロン「トップ10ネイルズ&スパ」を経営するアジア系米国人の女性(32歳)宛てに、「アジア人全員に告ぐ!お前たちは汚い、醜い、臭う!お前たちの汚い国に帰れ!」などと書かれた手紙が送られた。25日、似たような手紙がユカイパ市のネールサロンにも送られた。
2021/03/21 (米国・カリフォルニア州)3月下旬(詳細日付不明)、オレンジ市のノース・プロスペクト・ストリートにある公園「グリジャルバ・パーク」でトレーニングをしていたオリンピック米国代表の日系米国人選手(28歳)が見知らぬ男に人種差別的な言葉を掛けられるなど、20分近く嫌がらせ行為を受けた。
2021/03/22 (米国・カリフォルニア州)ヒールズバーグ市のセンター・ストリートにあるネイルサロン「マイズ・オール・ポリッシュ・ネイル&サロン」のベトナム系店主宛てに「汚い、臭い、醜いアジア人。国へ帰れ!」などと書かれた手紙が送られてきた。送り主の住所にはサン・バーナーディーノ市の厚生労働省から送られてきたように見せかけた偽の住所が記載されていた。
2021/03/22 (米国・カリフォルニア州)パームデザート市のレストラン「ムサシ」で韓国系移民のオーナーが客の女3人に「閉店時間を過ぎているため、退出してください」と声を掛けたところ、人種差別的な言葉で罵られた。
2021/03/22 (米国・ニューヨーク市)午前7時45分頃、ブルックリン区ホームクレスト地区のイースト13番ストリートとキングス・ハイウェイの交差点付近でアジア系の女性(32歳)が男に突然髪を引っ張られ、頭部と首を負傷した。男は何も言わずに立ち去った。
2021/03/22 (米国・ニューヨーク州)ワンタフ市にあるワンタフ高校のアメリカン・フットボール部所属の生徒が、試合のために来ていたバレー・ストリーム・サウス高校のテニス部所属のアジア系女性に向かって咳をし、「中国へ帰れ!」などと罵った。
2021/03/22 (米国・ニューヨーク市)マンハッタン区イースト・サイド地区の集合住宅に住むベトナム系住人3人に対し、住宅保全・開発局の職員から人種差別的な言葉が書かれた手紙が送られてきた。後日、同局の広報担当者が謝罪文を出し、職員を無給の停職処分にし、さらなる懲戒処分を決定するため、調査を行っていると述べた。
2021/03/22 (米国・ニューヨーク市)マンハッタン区にあるユニオン・スクエアで開催された「アジア人への人種差別をやめろ!」集会にアジア系の女性(37歳)とその娘(7歳)が向かう途中、見知らぬ男(27歳)が接近して母子が手に持っていたサインをその場で破り捨てた。女性が何故破ったのか問いただしたところ、男は女性の顔面を2回殴った。一部始終を目撃した通行人数人が助けに入り、逃走した男をアスター・プレイス駅まで追いかけ、警察に通報した。男は警察に逮捕され、ヘイトクライムで起訴された。
2021/03/22 (米国・サンフランシスコ市)午前8時頃、ポルク・ガルチ地区のクレイ・ストリートとポルク・ストリートの交差点付近で5人のアジア人男女が女(43歳)に嫌がらせを受けた。女は最初、アジア系の女性2人の跡をつけて脅迫し、石を投げつけた。女性らがその場を離れた後、女は別のアジア系男性を襲撃したが、男性が催涙スプレーで女を退けようとしたため、箒を振り回しながら「お前を切るぞ!お前を殺すぞ!」などと叫んだ。助けに入った別のアジア系2人も女に襲われた。警察は女を逮捕したが、女は犯行を否定した。
2021/03/23 (オーストラリア・西オーストラリア州)パース市内の産婦人科医院の待合室で、韓国系の夫婦が白人の女に突然「お前らの国に帰れ、ニップ(日本人に対する蔑称)」と罵られた。夫が抗議して騒ぎとなったため、病院職員が女を別の場所に移動させたが、その際も女は再び「中国に帰れ」と発言した。
2021/03/23 (カナダ・オンタリオ州)午後5時頃、トロント市キャベッジタウン地区のジェラルド・ストリートとオンタリオ・ストリートの交差点付近にあるビルの壁に、アジア系を標的とした人種差別的な言葉が落書きされていた。警察はヘイトクライムとして捜査を進めている。
2021/03/23 (米国・ウィスコンシン州)ミルウォーキー市のノース・オークランド・アベニューにあるレストラン「ナナ・アジアン・フュージョン&寿司バー」で、男が従業員に対して人種差別的な言葉を掛けたほか、床にゴミを投げ捨てた。男は同事件の前に、隣接するバー「スリー・ライオンズ・パブ」でも従業員に対して暴言を吐いていた。
2021/03/23 (米国・ニューヨーク市)午前11時30分頃、クイーンズ区フラッシング地区の7番線の地下鉄車内で、アジア系の女性(35歳)が向かい側に座っていた男に「中国へ帰れ!俺の事を見るな、COVIDばら撒き野郎!お前を傷つけ、チャイナタウンの人々も襲うぞ!」などと罵られたため、携帯電話で録画を始めたが、携帯電話を地面に叩き落された。市警察のヘイトクライム対策本部が捜査を進めている。
2021/03/23 (アイルランド・ダブリン)夜、中心部のヘンリー・ストリートを歩いていたアジア系の女性(51歳)が、15歳~17歳くらいの少年4、5人に囲まれ、手や肘などで背中を複数回殴られたほか、ゴミ袋を顔に強く投げつけられた。少年達はアジア系への差別的な言葉で女性を罵りながら、暴行の様子を携帯電話で撮影していた。


 

Related Reports関連レポート

レポート閲覧にはログインが必要です。

 

パンデミック下で再認識される交通安全策の重要性《インド》
2021年11月15日
g20211115.png
 
コロナ禍の影響が如実に反映される治安
状況《インド》
2021年10月11日
g20211011.png
 
パンデミック下で増加する銃乱射事件
《米国》
2021年7月21日
g20210721.png
 
パンデミック下のロンドン治安状況と見通し《英国》
2021年6月18日
g20210618.png
 
防疫規制緩和と共に悪化が懸念されるセブの治安《フィリピン》
2021年6月11日
g20210611.png
 
コロナ禍でも強窃盗が多発するリマ首都圏《ペルー》
2021年5月24日
g20210524.png
 
ワクチン接種が進む中で凶悪化するヘイトクライム《米国》
2021年4月22日
s20210422.png
 
コロナ禍で変化する犯罪傾向とモスクワ等の状況《ロシア連邦》
2021年4月6日
g20210406.png
 
コロナ禍で一層の増加が危惧されるヘイトクライム《米国》
2020年12月10日
g20201210.png
 
新型コロナ対策の緩和で首都周辺の治安が再び悪化《アルゼンチン》
2020年9月2日
g20200820.png
 
首都圏でCOVID-19流行に伴い侵入盗が急増《ナイジェリア》
2020年8月20日
g20200820.png
 
ラゴスでロックダウン以降に治安の一層悪化が必至《ナイジェリア》
2020年7月8日
g20200708.png