航空保安事業本部
関西国際空港支店 マネージャー
コミュニケーションを大切にすることで築かれる信頼関係
私の所属する関西国際空港支店は、アットホームな雰囲気であり、常に笑いの絶えない非常ににぎやかな職場(地域性?)です。何か話をするときは、必ずオチを求められます(笑)
私の担当業務は主に警備業法手続き関係、教育関係、採用関係です。
元々現場出身だったこともあり、現場巡回時等には新人からベテラン勢まで、分け隔て無く積極的に声かけをします。仕事に関係の無いくだらない話もする中で、緊張をほぐし本音で話してくれる関係を築いています。
仕事のこと、人間関係、家族のこと、悩みは人それぞれです。それに対し、みんなより少しだけ人生経験が長い分を活かし、アドバイスすることによりお互いの信頼関係を築くことができると思っています。
ただガムシャラに働いた新人時代
そして9.11アメリカ同時多発テロを経験
当社を選んだ理由は、生まれも育ちも大阪であった私が、当時まだ埋め立て工事中であった巨大人工島「関西空港」で働きたいと思ったからです。保安検査業務に特別興味があったというわけではありませんでした。
関西空港完成までの1年間は成田空港で勤務しておりました。赴任当初は慣れない関東の地で友人もおらずホームシックにもなりました。入社当初の私は、保安検査業務がこれほど社会貢献性が高く責任感のある業務だと今ほど理解しておらず、先輩に付いてただガムシャラに働いていた記憶があります。そうするうちに関西空港立ち上げを是非とも成功させたいという気持ちで皆が一致団結し、お互いにスキルアップし開港を迎えられたと思っています。
そして、印象に残る出来事はアメリカ同時多発テロ「9・11」です。あの一瞬で何千人もの尊い命が奪われました。この件以降、保安検査のルールが更に厳しくなり、お客様からの激しいクレームも何百件何千件と受け非常に辛い時期もありましたが、空の安全は絶対に我々が守ると強い信念を持ち、今に至っています。それが現在の仕事への使命・責任・やりがいに繋がったと思っています。
社員教育と子育ての共通点!?
私の家族は夫婦と子供7名(驚!)の総勢9人です。昔はよくマッサージをしてくれた子供たちは大きくなり、自ら進んでしてくれる者もいなくなりました。こちらからマッサージをお願いすると、「ナンボで…?」とお小遣いを要求される有り様です…(泣)。ただ、子供たちが生意気になるということは、自我に目覚め成長している証でもあるので、反面うれしく思うことも(たまに)あります。
このことは社員教育にも通ずるところがあると思っています。今まで教えることだらけだった社員が、会社をもっと良くする為に自分の意見を言えるようになった時や、また「あの成長が遅かった社員が国家資格を取得したのかぁ。がんばったなぁ!」など、社員の成長に喜びを感じることも多々あります。
妻は偉大!3回の育児休業を経験し、改めて家族と職場へ感謝
5・6・7人目の出産の際、妻と相談し育児休業の制度を利用しました。
会社の上司や同僚に取得について相談したところ、我が家の家族構成をよく知ってくれていたこともあり、すぐに理解して貰えました。育児休業の取得を快く受け入れ、業務のカバーに協力してくれた職場の皆さんには感謝の気持ちでいっぱいです。
家庭では、今まで以上に上の子供たちとコミュニケーションを取ることができ家族全員が一丸となることが出来ました。世の男性社員の方々は、是非とも育休制度を活用し、家事育児の大変さを身に染みて感じてみてはいかがでしょう。そうすることで普段は普通に家事をこなしてくれている奥様に改めて感謝し、家事・育児の大変さを理解できるのではないでしょうか。
妻は偉大です!